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神社巡り(高尾山、氷川神社2)

つづき

軟弱な私は、もちろん

ロープウェイに乗って頂上に行く気満々でしたが


乗り場に行くと

リフトもあったのでそちらにして

紅葉を眺めつつ、心地良く風に揺られながら

降り場に到着です。


そこからは、ゆっくり歩いて薬王院へ。


四天王門の入口に、山伏さんの像がありました。


魂が宿っており

礼儀作法に厳しい圧を感じます。


ちゃんとこの石像にもご挨拶をしないと

許されない感じです。


「失礼します。

どうぞよろしくお願いします。」


『はい、よし。通りなさい』


みたいな、やり取りがありました。


門をくぐると

猛々しい天狗の像がありました。

すごいねぇーと

食い入るように見てる参拝の方々。


その方々の姿を

像の傍に生えてる木のてっぺんから

天狗がじぃーっと興味深そうに覗き込んでいました。


あ!天狗さん!


ん〜…

像の方が、筋骨隆々で迫力があるのね。


作り物を真剣に眺めてる姿を

実物が興味深そうに見てる図…ってのはね…

何とも言えない気持ちになりました(´・_・`)


お腹が減ってきたので、焼き団子を食べて

Tさんは御朱印帳を書いてもらいに

列に並んでいました。


私は御守りを見ようかなと

ブラブラしてる途中

視線を感じたので振り返ると

紅葉してる木の上に

小坊主みたいな天狗さんがいました。


子供の天狗なんているんだ!

って驚いてたら


木の上から

花咲かじいさんみたいに

葉っぱを降らせてきました。


何度もワシャーと降らせるので

面白くて、木の下に佇んでいたら

Tさんが「何してんの?」と戻ってきました。


「いや、あのね…」と説明しようとしたら

ゴーンと薬王院本堂の鐘が鳴り始めたので

そちらに行ってみることにしました。


本堂では、モクモクとお線香が焚かれており

御参りする人達の長い列。


拝殿前に、腕っぷしの強そうな

ガッチリ体型のお坊さんみたいな人が視えました。


仁王立ちで、左手は腰に

右手は「はい、次!はい、次!」


列になってる参拝者一人一人の話を順番に聞いて

テキパキさばいてました。


へぇーお役所みたいだなぁ

横ら辺で感心してたら、ジロリと睨まれ


「お前は?(願い事と)違うのか?

 違うなら、邪魔だ。あっちに行け。」


と、シッシッと

手で追い払うジェスチャーをされました。


ありゃー!忙しい中ごめんなさい(>_<)


ひっきりなしに人が来るので

お坊さんはずっと

休むことなく一人一人の願いを聞いています。


お優しいんだな…大変なお役目だよね…

懸命な姿に、頭を下げずにおれませんでした。


境内には、数々のお社もあり

稲荷社の他に天狗社もありました。


天狗社にクイッと手招きされたので

ご挨拶させていただくと

私の膝を、膝カックンして

グニャリと曲げました。


えっ…!?

びっくりしてたら、履いてたブーツを脱がして

うむを言わさず高下駄を履かせようとしてきます。


ちょ、ちょっと…!?何してんの


訳分からず、あっけに取られたのですが

すかさず『手を出しなさい』と言われたので


動揺しつつも、素直に両方の掌を差し出すと

掌いっぱいに山盛り、タマゴみたいなのを乗せてきました。



???


よく見たら、豆粒サイズの小天狗達でした。


『育てなさい』


……は!?

育てる?どうやって⁇


頭の中は、ハテナだらけで

とりあえず薬王院を後にしました。


頂上に向かいながら、Tさんに経緯を話すと


「高下駄を穿かそうとしたのは

 帰り道がけっこう細い山道になるから

 危ないと案じたんじゃないの?」


「タマゴは、ちさとさんと一緒に

 成長していくんじゃないの?」


と、的確なアドバイス。

さすが、Tさんです。


天狗社の後ろに、小天狗さん達が

うじゃうじゃ座って居ましたし

薬王院はきっと、小天狗さんの養成所なんですね!


(私のところで小天狗さん達が育ったら

 また連れて来ないといけないのかな?

 羽根があるから、成長したら勝手に帰るのかな??


…とか、考えてたら頂上に着きました!


連なる山々に、ほーぅと感嘆の声をあげてたら

富士山もうっすら煙っています。


あ!富士山!!

と思ったら、桜の花びらが

プシューっと山頂から噴き出した映像が見えました。


そしたら

富士山の周りの霧が晴れて

青空にくっきり姿を見せてくれました!


周りで眺めていた方々も

あ、あれ富士山やなって気付いたみたいでした。


そうか注目したら

あちらから存在をアピールしてくる事もあるんだな…と

新しい発見でした(私の中では)


それにしても

下山するまで、雲ひとつない青空で

なおかつ風も全く吹かず、暖かい陽気だったので

12月と思えないくらいとっても快適な登山でした。


Tさんと

「風神さまのおかげだねー」と

ありがたや ありがたやと話していまして

下山後、再び氷川神社にお礼参りに行きました。


風神さんは

『わしは、あいつらが好きでなー』

楽しそうにお話しされてて

天狗さん達と仲が良いんだなぁって

ほのぼのしました。


高尾山がみんなに愛されてるのは

この空気感かなと思ったりします。


風神さん、天狗さん達、山伏の像さん。

そして、意外な木花咲耶姫さん。


お世話になりました!

ビックリが沢山でした(*^^*)

本当にありがとうございました。


では、では

最終日、3日目につづく


2016-12-19


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