神田明神をお参りした後
次は、さてどうしようか?と話して
【湯島天満宮】をお訪ねすることにしました。
文京区は、本の街なんですね!
私、本が好きなので
出版会社があちこちにあって心躍りました。
坂もたくさんあって、アップダウンしながら
見慣れない景色にわくわく♬
湯島天満宮は
願掛け絵馬が、ものすごい束に連なっておりビックリでした。
あんなの、見たことない。
さすが学問の神様…
すれ違い様に
年配のご夫婦が、少しぎこちなく
一文字一文字、ていねいに
絵馬にお願い事を書いておられました。
どうやら、お孫さんの合格祈願のようでした。
「これでいいかなあ」と
お顔を見合わせて気恥かしそうにされてて…
その様子がなんともあったかくて
じんわり感激してしまいました。
…家族て、いいなぁ。
拝殿で手を合わせていると
公家風の男性がフッと微笑んでおられました。
歌舞伎の尾上松也さんを
優しめに薄くしたようなお顔立ち。
聖徳太子みたいに
長い棒のような笏も手に持っておられ
こちらをじっと見ておられました。
『ごゆるりと』
物静かな口調で、おだやかな雰囲気の方でした。
あの方が、菅原道真さんだったのかな??
参拝の後で、物知りのTさんに
菅原道真さんのことを聞いてみたら
「あー、神童と呼ばれるくらい頭がいい人で
若くして頭角を現したエリートだったから
嫉妬されて飛ばされちゃったんだよ。
わりと早く亡くなってると思う。」
と、教えてくれました。
そうか、なるほど…ありがとう。
確かに、知的な感じの方だったなあ。
怨念とかのイメージがあったけど
(歴史を知らなくて、聞きかじり)
おどろおどろしさとは無縁の静謐な印象でした。
思い描いていた固定観念が
またひとつ外れて嬉しかったです。
湯島天神様、ありがとうございました!
2016-12-13
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