湯島天満宮から移動して
清水坂を下っていく途中で
【妻恋神社】の看板が見えたので
Tさんとご挨拶させていただきました。
妻恋神社は、とっても昔から
地元の方々に愛されて
大事にされてる神社のようです。
お社の前で手を合わせていると
若い男女が寄り添って手を繋いでる姿が
浮かんで見えました。
むむっ！？
もしかして、ご祭神の
日本武尊(やまとたけるのみこと)さん
奥様の弟橘媛命(おとたちばなひめ)さん
なのでは？？
もう少し、じっと見ていると
女性がふわっと一歩手前に出てこられ
男性の姿はどこかへ消えてしまいました。
あらら…逢瀬にお邪魔だったかな。
恐縮しながら、女性を改めて見直すと
スラッとした華やかな美人さんでした。
白いお着物の裾には
カラフルな糸で刺繍が施されています。
女性は
｢品格アップ！品格アップ！！」
と、しきりに仰り
頭上から涼しい風を送ってくださいました。
…品格かぁ。確かに、無いんよね。
必要なんだろなー…と、考えていたら
境内に入ってから
ずっと意識を合わせないようにしてた
妻恋稲荷のお稲荷さんが
「こっちゃ来い。取って食わんから。」
と、手招きしています。
こわいー。足がすくみました…
祠は小ぶりなのに
その後ろに座っておられるお稲荷さんは
２メートル位の大きさなのです。
（左右に揺れてる尻尾は二股にわかれていますし)
白くて美しい毛並みのお稲荷さんは
モーレツな勢いで私の身体を
くんくんくんくんと、素早く嗅ぎまわり
「お前は、俗世の匂いがせんな」と言い
「因幡は管轄外だ、手出しはせん。
安心しろ、野狐がつかんようにはしといてやるから。」
と言われました。
大きさに圧倒されましたが、優しいお稲荷さんでした。
あぁ、ドキドキした（笑）
日本武尊さん、弟橘媛命さん、お稲荷さん。
思いもよらぬ素敵な出逢いでした。
どうもありがとうございました(*^^*)
2016-12-13
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