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お稲荷さん

5年ほど前ですが

聖神社のお稲荷さんに

ご迷惑をおかけしてしまった事がありました。


それ以来、狐の像のお顔が険しく見えるようになり

なんとなく後ろめたさから

聖神社に近寄らなくなっていました。


最近、ある方にその話をしたところ


「心に引っ掛とるんなら、お供え持って謝ってきたら?

人間だって、悪いことしたらゴメンナサイって謝るだろう?」


と、アドバイスしてくださいまして


あ~!全く、その通りだわ。ちゃんと、もう一度謝って来よう!と

とても久しぶりに聖神社を訪れました。


本殿は改修工事の最中でしたので、仮本殿へご挨拶してから お稲荷さんの社の方へ

やはり、狐の像は恐い顔のまま

「来やがった」みたいな事をブツブツ小声で言っていました(・・;)


お供えして、心を込めて当時の非礼をお詫びしました。


拝殿の中から

『その事は、随分時間がたっていますし、もう良いのですよ。

咎めることはありません。 私たちは、詫びる心を見ていたのです。

真心が、心根が見えましたので、あなたの後ろにまわりましょう。』

と、慈悲深い男性のようなお声が聞こえました。

(守護に入ってくださったようでした)


そして

『お供えは、持って来なくてよいですよ。気持ちだけ持ってきなさい。

…こちらは折角ですから、ありがたく頂戴致しますが』


なんと謙虚なお言葉だろう 。


もう私は、ひたすらこうべを垂れるばかりです…


帰り道は、狐の像の顔が優しく笑ってるようになり

しっぽまで振ってるのには驚きでした。


参拝後、気持ちがスッキリしました。

後ろめたく感じることは、しないようにしよう。


2014.10.14

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